総合的な学習の時間とカリキュラム・マネジメント（甲南女子大学　村川雅弘）：校内研修シリーズ No126

Summary

このスクリプトは、甲南女子大学の村川雅弘氏が総合的な学習時間とカリキュラム・マネジメントの関係性について語っている。特に、資質・能力の育成とアクティブ・ラーニングの重要性を強調し、災害やAI進歩、少子高齢化などの現代的課題に対処できる教育のあり方を探求。また、言語活動の充実と校内研修のあり方、総合学習の時間の充実のための具体例を紹介し、教育の質向上と学力向上につながるカリキュラム管理の戦略を提案している。

Takeaways

• 📚 カリキュラム・マネジメントは、総合的な学習時間を活用し、学力向上につながることを示している。
• 🌟 総合的な学習時間は、自律性・主体性、対人関係力、協調性・コミュニケーション力、問題解決力を育む重要な場である。
• 🏫 学習指導要領の改訂は、子どもたちが抱えるべき資質・能力を再評価し、アクティブ・ラーニングを推進するためである。
• 👶 少子高齢化やAIの発達など、現代の諸課題に対処するための能力の育成が、教育の重要な目標となっている。
• 🌐 インターネットの普及とサイバー攻撃の脅威、災害の多発など、日本が直面する現代の課題が、教育の内容に反映されている。
• 📈 学習指導要領の改訂は、子どもたちが未来の社会に適応できるように、必要な知識・技能を活用する方法を学ぶことを重視している。
• 🗣️ 言語活動の充実は、総合的な学習の時間において不可欠で、子どもたちの言語能力の向上に寄与している。
• 📝 校内研修は、総合的な学習時間を充実させる上で、教師の協力とアイデアの共有が重要であることを強調している。
• 🔄 PDCAサイクルの確立は、カリキュラム・マネジメントにおいて、教育の質を向上させるための重要なプロセスである。
• 🛠️ 教科横断的な視点からの教育内容の組織的配列や、人的・物的資源の活用は、カリキュラム・マネジメントの鍵である。
• 📈 総合的な学習に取り組んでいる学校は、特に活用型の学力を測るB問題において、学力が高いという結果が示されている。

Q & A

村川雅弘先生はどの大学の教授ですか？

村川雅弘先生は甲南女子大学の教授です。

村川先生が話す総合的な学習の時間とは何を指しますか？

総合的な学習の時間とは、学校教育の中で、特定の教科や分野に限定されず、様々なテーマや問題に取り組む時間を指します。

村川先生が述べる「現代的諸課題」とはどのような課題を指していますか？

「現代的諸課題」とは、災害、サイバー攻撃、少子高齢化、AIの発達による仕事の奪われ方など、現代社会が直面している問題を指しています。

村川先生が挙げる「育成すべき資質・能力」には何が含まれますか？

自律性・主体性、対人関係力・協調性・コミュニケーション力、問題解決力の3つの柱が育成すべき資質・能力に含まれます。

アクティブ・ラーニングとはどのような教育方法ですか？

アクティブ・ラーニングとは、学生が主体的かつ協働的に学び、課題の発見や解決に向けた深い学びを促す教育方法です。

村川先生が話す「言語活動の充実」とは何を意味していますか？

「言語活動の充実」とは、学習の基盤を築くために、子どもたちが言語を使って効果的にコミュニケーションをとる能力を育むことを意味しています。

総合的な学習において「体験」はなぜ重要だと考えられていますか？

「体験」は総合的な学習において重要だと考えられているのは、体験を通じて得られた知識や経験を熱く語り、他者に伝えることができるからです。

村川先生が紹介する校内研修のあり方にはどのようなものがありますか？

校内研修のあり方には、学習の基盤を定める研修、PDCAサイクルの確立、人的・物的資源の活用、教科横断的な学びの実現のための教育課程編成などがあります。

村川先生が話す「地域素材の教材化」とはどのようなアプローチですか？

「地域素材の教材化」とは、地域に存在する素材や情報を教育の内容に取り入れ、子どもたちが地域とのつながりを学び、地域社会に貢献する能力を育むアプローチです。

村川先生が提案するカリキュラム・マネジメントの3つの側面とは何ですか？

カリキュラム・マネジメントの3つの側面とは、教科横断的な視点での教育内容の組織的配列、PDCAサイクルの確立、人的・物的資源の活用です。